佐藤錦の特徴とは?その歴史や名産地、紅秀峰との違いを解説!【最新版】

さくらんぼ、佐藤錦(さとうにしき)について知りたい!特徴や歴史、紅秀峰との違いも知りたいな。
こんな方に向けた記事です。
サイト運営者情報


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これらが特徴の産直サイト「エコチョク」が運営しています。
エコチョクでは、さくらんぼの生産量日本一である、「山形県産のさくらんぼ」を販売しております。
今回は、さくらんぼ農家さんに伺った内容をもとに、佐藤錦について解説していきます!
さくらんぼ佐藤錦(さとうにしき)とは?特徴と収穫時期について


佐藤錦は、山形県が発祥の人気品種で、6月中旬から下旬ごろ収穫される中生種です。
甘さの中に適度な酸味を感じられる、バランスの良い味わいが特徴。
果肉が柔らかくジューシーで、口の中でとろけるような食感も魅力のひとつです。
良好な食味と光沢ある紅色の美しい見た目から、「さくらんぼの王様」とも呼ばれています。
さくらんぼ佐藤錦の歴史について


現在さくらんぼの代名詞として知られる佐藤錦の歴史は、1912年(大正元年)にまでさかのぼります。
山形県東根市で果樹園経営を開始した佐藤栄助氏が、当時人気の少なかったさくらんぼの品種改良に着手。
果肉が硬くて酸味のある「ナポレオン」と、甘いが日持ちしない「黄玉」を掛け合わせ、実を結びました。
その後、優秀な苗木を約16年かけて育成して生まれたのが、「佐藤錦」です。
生食用さくらんぼの需要が高まるにつれて、見た目も食味も良好な佐藤錦は全国で栽培されるようになり、現在の地位を確立することになりました。
さくらんぼ「佐藤錦」の生産地はどこ?
- 山形県
- 北海道
- 山梨県
上記が主な佐藤錦の産地です。
特に山形県は、全国のさくらんぼ生産量の約7割を占める名産地。
その中でも佐藤錦は、山形県で生産されるさくらんぼの約70%と、圧倒的なシェア率を誇ります。
山形県が名産地である理由は、その気候。夏は暑く、梅雨の時期も雨が少ない「空梅雨」になる傾向があります。高い山々に囲まれていることで、強風が吹きにくいのもポイントです。
さくらんぼ「佐藤錦」と「紅秀峰」の違いはなに?


佐藤錦と紅秀峰の違いは、ずばり「収穫時期」「果肉」「食味」「日持ち」の4点です。
どちらも美味しいさくらんぼですが、お好みや目的に合わせて選ぶと良いでしょう。
佐藤錦 | 紅秀峰 | |
---|---|---|
収穫時期 | 6月中旬~下旬 | 6月下旬~7月上旬 |
果肉 | 柔らかく果汁が豊富 | 硬めで歯ごたえがある |
食味 | 甘酸のバランスが良い さっぱりとした甘味 | 糖度が高く酸味が少ない 濃厚な甘味 |
日持ち | 日持ちが短く 過熟になりやすい | 日持ちが良く 贈答品にも最適 |
佐藤錦の特徴とは?その歴史や名産地、紅秀峰との違いを解説!!まとめ


今回は、さくらんぼ農家さんに伺った内容をもとに、さくらんぼの高級品種「佐藤錦」についてご紹介しました。
甘酸のバランスに優れた良好な食味と、柔らかくジューシーな果肉が特徴の佐藤錦。
爽やかな甘味のあるさくらんぼがお好きな方は、ぜひ一度召し上がってみてはいかがでしょうか。