クラウドファンディングに興味があるんだけど、具体的な成功事例が知りたい。
このような方に向けた記事です。
本記事の内容
- クラウドファンディング5つの資金調達成功事例
- 成功事例から学ぶ、クラウドファンディングの成功法
この記事はWeb集客支援企業、株式会社リタテラスが監修しています。
当社のクラファン担当者は前職にて1プロジェクトで1億3,000万円を達成するなど、複数プロジェクトを成功に導きました。
独立後も、中小企業や農業領域のクラウドファンディングを支援し、いずれも目標の300%以上を調達しております。
→リタテラスのクラファン支援サービス
本記事では、これまで多数のクラファンプロジェクトを行なってきた実績をもとに、クラウドファンディングの成功法について解説していきます。
クラウドファンディングの成功事例を一挙紹介!
クラウドファンディングで成功するには、他社の成功事例を調査することが重要です。
ここでは、5つの資金調達成功事例を紹介します。
クラファンの成功事例その1:繊維企業によるマスク販売クラウドファンディングで1億円以上調達!
当社のクラウドファンディング担当者が、前職にて達成した成功事例です。
繊維商社である豊島株式会社は、クラウドファンディングを活用して自社ブランドのマスクを販売しました。
2度にわたってプロジェクトを行い、1回目は3,000万円以上、2回目は1億3,000万円もの資金調達に成功。
2回目においては18,000人以上もの人にサポートしていただき、プロモーションに成功しました。
クラファンの成功事例その2:梨の加工品開発のクラウドファンディングプロジェクト
当社の面白い成功事例です。とある梨農家さんからご依頼いただき、「廃棄の梨を加工品として活用する」というプロジェクトを担当しました。
廃棄の梨からドライフルーツを開発するプロジェクト、廃棄の梨から梨シードルを開発するプロジェクトの2件を担当し、いずれも目標の3倍以上の資金調達に成功。
その話題性からさまざまな有名メディアに掲載され、農園のブランディングにも寄与することができました。
開発費用だけでなく広告宣伝費用まで削減することができた、企業クラウドファンディングの成功事例です。
クラファンの成功事例その3:国立科学博物館による運営資金獲得クラファン
引用:国立科学博物館
READYFOR株式会社が運営する「READYFOR」にて成功を収めたクラウドファンディングの有名な事例です。
開始から90日間で約5.4万人の支援者から約8.8億円を超える資金を集め、クラファン史上最高額、最高支援者数を達成しました。
国立科学博物館が驚異的な数字を叩き出し成功した理由は主に3つと考えられています。
- 受益者の多さ
- 館長が積極的に関わっている
- 寄付募集に踏み切った事情
まず1つ目の受益者の多さについては、過去に博物館に訪れた人に「勉強になった」「面白かった」と思わせられるような博物館作り、つまり、これまでの博物館としての培った活動が信頼に変わり、成功へと導きました。
2つ目は館長が積極的に関わっている点です。
クラウドファンディングにおいて、組織のトップが関わることは珍しく、国立科学博物館では館長が積極的に寄付を呼びかけました。
人員配置や高度な戦略の検討には組織のトップの関与が重要だとわかります。
3つ目は寄付募集に踏み切った事情です。
博物館が「新型コロナの流行」「世界情勢による光熱費の高騰」などにより、経営状況が悪化していると支援者に伝えています。
これは理由もシンプルでわかりやすく、多くの人が支援する正当性が確保されていると言えるでしょう。
クラファンの成功事例その4:【究極の身体革命シャツ】YouTubeで話題のリライブ加工採用!
引用:makuake
「究極の身体革命シャツ」をコンセプトとした面白い事例です。
YouTubeで話題となったリライブ加工シャツは世界的有名な脳学者も一押しする機能性抜群なアイテムですが、唯一の弱点が「着てみないとわからない」こと。
支援者からすれば、どんな商品であるかわからない以上、支援をすることは難しいのです。
そこで「知ってもらう」ために、
- 超早割35%OFF
- 早割30%OFF
- グループ割(大ロット)で40%OFF
など、破格の値段で提示。
これにより認知拡大にも繋がり、1,000万円以上の支援金額を集めています。
また、6000文字以上の商品紹介により、商品者に魅力が伝わりやすくなっていたのもポイントと言える企業事例です。
クラファンの成功事例その5:「#HIROSHIMAミライバトン」による社会貢献プロジェクト
引用:makuake
被爆地・広島で、G7広島サミットという世界中から注目を集める貴重な機会に、広島で一夜限りのエンタメショーを披露するというプロジェクトです。
ウクライナ情勢など不安定な世の中において、平和の大切さを未来へ繋ぎたいという思いから始まったクラウドファンディングは2,000万円以上の成功を収めました。
このプロジェクトでは、アーティストのスペシャルライブをはじめ、国内最大規模のドローンショー、アフターイベントの参加権利などがリターンとされていました。
このように体験価値をリターンにおいたクラウドファンディンが成功に繋がった要因とされています。
成功事例から学ぶ、クラウドファンディングの成功方法
様々なクラウドファンディングを紹介しましたが、成功にはどのような共通点があるのでしょうか?
具体例を交えながら以下3つのポイントで解説していきます。
- シンプルでわかりやすい理由
- リターンの設定
- 信頼の獲得
シンプルでわかりやすい理由
クラウドファンディングにおいて支援者に理解されるプロジェクトであるのかは非常に重要なポイントです。
例えば、成功事例その3で紹介した「国立科学博物館」のプロジェクトでは、コロナや世界情勢が不安定による経営難が非常にわかりやすい理由となっています。
もちろん、これまでの活動による信頼を積み上げてきたものでもありますが、理由がわかりにくければ支援者としても「なぜ支援が必要なのか?」と疑問に思われてしまうでしょう。
支援者に理解を得られるかは別として、シンプルかつわかりやすい理由であれば支援者も支援の有無を判断しやすいと言えます。
リターンの設定
今回紹介したクラウドファンディングにおいてリターンの設定が大きな成功要因になったと言えます。
「#HIROSHIMAミライバトン」であればリターンに体験価値を置くこと。リターンはモノだけでなく、支援者にとって価値のあるモノであるか。また、プロジェクトに適したリターンであるのかが重要です。
例えば、「#HIROSHIMAミライバトン」においてリターンの設定が広島の「特産品」などがリターンであった場合、2,000万円という資金が集まっていないでしょう。
極端な具体例ではありますが、魅力的かつ支援しやすいリターン設計が重要です。
- プロジェクトに適したリターンであるか
- 支援者にとって価値のあるリターンであるか
を考えて、設計してみてください。
信頼の獲得
どれだけ良いプロジェクトであっても、信頼がないプロジェクトであれば満足のいく資金調達は見込めないでしょう。
支援者からすれば「支援金が無駄になる」というリスクを抱えています。
まずは支援者の信頼をコツコツと積み上げていくことが重要です。
もちろん、企業においても同様ですが信頼を積み上げることは簡単ではなく、中長期的な継続した努力が必要です。
しかしプロジェクトを成功させるのであれば、必須と言えるでしょう。具体的な方法に関しては成功事例を確認するだけでなく、周りに協力を仰ぐのも1つの手段です。
クラウドファンディングの成功事例と成功法まとめ
クラウドファンディングを成功させるには成功事例をもとに調査を行い、具体的な対策を組織全体で遂行することが重要です。
また、組織だけでプロジェクト全てを行うのは時間とコストがかかり効率が良いとは言えません。より短時間で成功させるためには、専門家やクラウドファンディング代行企業を活用するのがおすすめです。
クラウドファンディングでお悩みの方は弊社の利用を検討してみてはいかがでしょうか。
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