ガバメントクラウドファンディングの実行を検討しているんだけど、成功例はあるの?具体例を教えてほしい!
こんな方に向けた記事です。
本記事の内容
- ガバメントクラウドファンディングとは?
- ガバメントクラウドファンディングの成功例
- ガバメントクラウドファンディングの成功方法
この記事はWebマーケティング支援企業、株式会社リタテラスが監修しています。
当社のクラファン担当者は前職にて1プロジェクトで1億3,000万円を達成するなど、複数プロジェクトを成功に導きました。
独立後も、中小企業や農業法人のクラウドファンディングを支援し、いずれも目標の300%以上を調達しております。
→リタテラスのクラファン支援サービス
本記事では、これまで多数のクラファンプロジェクトを行なってきた実績をもとに、ガバメントクラウドファンディングの成功例を紹介します。
ガバメントクラウドファンディングとは?
ガバメントクラウドファンディングとは、政府(自治体)が行うクラウドファンディングのこと。
自治体が抱える課題に対して、ふるさと納税の寄付金における「使い道」をプロジェクト化し、プロジェクトに共感した方から寄付を募ります。
ここで注意したいのが普通の「ふるさと納税」とは異なることです。
普通のふるさと納税は、以下の通り。
- お礼の品を選ぶ
- 寄付する
- お礼の品が届く
- 寄付した地域が活性化
対して、ガバメントクラウドファンディングは以下の通りとなります。
- 応援したい取り組みを選ぶ
- 寄付をする
- お礼の品が届く
- 応援したい取り組み課題の解決
それぞれにメリット・デメリットはありますが、明確な違いは支援者における「寄付の目的」と言えるでしょう。
ガバメントクラウドファンディングの成功事例
ここからはガバメントクラウドファンディングの成功事例を下記3つ紹介します。
- 複数の自治体同士が手を取り合う広域連携の事例
- 徳島県美波町〜現場に、英語に、企業版に、多様な市民に〜
- 長野県山ノ内町〜課題解決であり価値創造ミライの姿をいまここに〜
複数の自治体同士が手を取り合う広域連携の事例
引用:https://www.furusato-tax.jp/gcf/lp/amami-okinawa_heritage
鹿児島県6市町村と沖縄県1町が協働でガバメントクラウドファンディングを実施し、およそ2,900万円もの寄付金を集め成功を納めました。
プロジェクトの内容は奄美・沖縄の世界自然遺産を保護するという取り組みです。
成功要因は様々ですが主な要因は2つ。
- 世界自然遺産に選ばれた外部環境
- 寄付金の使い道(保護活動内容など)がわかりやすかった
自治体単体ではなく、他の自治体と協力し寄付金を集めることも1つの方法です。
徳島県美波町~現場に、英語に、企業版に、多様な市民に~
引用:https://readyfor.jp/projects/minami-re-caretta
徳島県美波町(旧日和佐町)にある、日和佐うみがめ博物館カレッタの成功事例です。
このガバメントクラウドファンディングは目標金額1,500万円に対して、最終支援金の総額は1,300万円と目標には達していません。
しかし、今後の利益につながる取り組みや、1,300万円もの寄付金が集まったことは成功と言えるでしょう。
成功の要因は主に3つです。
- インターネットが難しい方向けに代理寄付を用意
- 来場者向けにも博物館に募金箱を設置
- 海外の方向けに英語でのプロジェクトページも用意
博物館カレッタでは、支援するためのルートを多く広げたことが成功した理由と言えるでしょう。
ガバメントクラウドファンディングで支援金を募る際はネット上だけでなく、様々な入口を用意することが重要です。
長野県山ノ内町~課題解決であり価値創造ミライの姿をいまここに~
引用:https://www.furusato-tax.jp/gcf/2380
長野県山ノ内町の未来のカタチの実現に向けた価値創造型の成功事例です。
この町では、「孫が帰ってきたくなるまちづくり」をプロジェクトのコンセプトに掲げ、ガバメントクラウドファンディングを実施しました。
成功の要因は、以下のような、有意義な価値を提供したことによるモノです。
- 「書かない役場」「行かない役場」などデジタル化を目指す
目標金額は1,530万円ほどに対して、支援金は1,540万円と目標金額を達成。
なお、支援者は4名とのこと。
ガバメントクラウドファンディングに限らず、支援金は多くの人から集めようと考えますが、より支援者が共感できるようなプロジェクトであれば、支援者が少なくても目標に達成することができる事例です。
ガバメントクラウドファンディングの成功方法
成功事例を紹介しましたが、実際にガバメントクラウドファンディングを成功させる方法について下記3点から解説します。
- 明確な使い道を記載する
- 様々なPR活動を行う
- 地域限定のリターンを用意する
明確な使い道を記載する
ガバメントクラウドファンディングは普通のクラウドファンディングとは異なり、自治体など地域の課題を解決するために募ることがほとんどです。
そのため、その地域に住んでいない人からすれば、仮に寄付をしてもリターン品のみでメリットがあるわけではありません。
そのためより明確な使い道・目標を掲載し、共感を得てもらうことが成功の方法と言えるでしょう。
様々なPR活動を行う
ガバメントクラウドファンディングは自治体などの課題にあてられるため、その地域に居住している人にしかメリットがないこともあります。
そのため、そもそも県外に住んでいる方などはプロジェクトを見る機会すらないこともあるでしょう。様々なルートでPR活動を行い、認知を拡大する必要があります。
クラウドファンディングのサイトにプロジェクトを掲載するだけでは、成功するのは難しいでしょう。
地域限定のリターンを用意する
ガバメントクラウドファンディングで成功を収めるためには、地域特有のリターンを用意し他との差別化を図ることが重要です。
例えば、クラウドファンディングにおけるリターンは「モノ」だけではありません。地域でしか体験できない価値を提供することも効果的です。
ガバメントクラウドファンディング成功例まとめ
本記事では、ガバメントクラウドファンディングの成功例について解説しました。
通常のクラウドファンディングに比べて、成功させるのは難しいと言えるでしょう。
しかし、様々なプロジェクトの成功事例を分析すれば目標に達することは可能です。
ぜひ、本記事を参考にガバメントクラウドファンディングに取り組んでみてはいかがでしょうか。